浜辺を歩いていると、青くてきれいなカツオノエボシを見かけたことはありませんか?
美しい姿をしていますが、じつは強力な毒をもつ危険生物なんです。
この記事では、
- カツオノエボシに刺されたらどうなるのか
- どんな危険性があるのか
- 刺されたときの正しい対処法
をわかりやすく解説します。
海に行く前に対処法を知っておけば、もしものときも落ち着いて対応ができますよ。
きれいなカツオノエボシを見たら、思わず触ってみたくまります。
ですが、とても危険な生物なので、小さいお子さんがいる人にも読んでほしい記事です。
カツオノエボシとは?

カツオノエボシとは、毒性の強い危険生物!
クラゲのような見た目のカツオノエボシは、刺されたらとても痛いと言われています。
電気が走ったような痛みから、電気クラゲとも言われているんです。
参照記事:公益財団法人 黒潮生物研究所
見た目は青くて風船のように膨らんでいて、見つけたらつい触ってみたくなります。
ですが、その触手にはたくさんの毒針が潜んでいるのです。
カツオノエボシに刺されたらどうなるのか、危険性と対処法を知っておいて損はありません。
ぜひ、覚えていってくださいね。
カツオノエボシに刺されたらどうなる?

カツオノエボシに刺されたら、
- 激しい痛みと腫れ
- 吐き気や頭痛が起こることも
- 重症化すると命の危険も
カツオノエボシは、美しい見た目とは裏腹に、強い毒をもつことで知られています。
もし刺されてしまったらどうなるのかを詳しく解説していきますね。

刺されたら大変ですが、あらかじめ知っておくと安心ですよ。
激しい痛みと腫れを引き起こす
カツオノエボシに刺されると、まず強烈な痛みが走ります。
その痛さは、電気が走ったような、焼けるような痛みと言われています。
刺された直後には、はっきりと出ませんが、数時間後には痛みと腫れが出る場合も。
刺された部分は赤く腫れ、ミミズ腫れのようになることも報告されています。
腫れの跡が消えるまでに、10日程かかる場合も。
刺されたらとても痛いと聞いて、触る人はまずいませんよね…。
今年二度目の海に行ってきた
— えっ (@ett_nittan_nona) August 23, 2014
カツオノエボシに刺されてめっちゃ痛いミミズ腫れできた pic.twitter.com/sXytYbZrTu
吐き気や頭痛
カツオノエボシにさされると、吐き気や頭痛も。
痛みや腫れだけでなく、具合が悪くなる人もいます。
見た目に異常がない場合でも、無理をせず様子を見ましょう。
くらげにさされて、吐き気や頭痛が起きるとは思いもしませんでした。
重症化すると命の危険も
壊死や意識障害、最悪の場合は命の危険も!
ごくまれではありますが、呼吸困難や心臓への影響など、命に関わるケースも報告されています。
また、1度刺されたことがある人は、アナフィラキシーショックになる可能性もあるので注意して下さいね。
もし症状が強いと感じたら、迷わず救急車を呼びましょう。
アナフィラキシーショックは、蜂だけかと思っていましたが違っていました。
過去に刺されたことがある人は覚えておきましょう。
海に青い餃子みたいなのがあったら注意!!
— イシイ ケイタロウ (@nZakt4) July 23, 2015
それは、カツオノエボシと言うらしく猛毒です。刺されると電気が走るような痛みと腫れが長時間続くよ。
刺されると死ぬほど痛いし、死亡例もあるよ。
こいつ↓ pic.twitter.com/8aD64JC4dR
刺されたときの正しい応急処置は?

カツオノエボシに刺されたときの対処法は、
- 素手で触らず触手を取り除く
- 海水で洗い流す
- 病院を受診しましょう
カツオノエボシに刺されてしまったときは、慌てずに正しい応急処置を行うことが大切です。
海の中で刺されたら、慌てたり、パニックになる場合も予想されます。
ですが、慌てずに、まずは安静にするのが大切ですよ。
素手で触らずに触手を取り除く
カツオノエボシに刺された触手にはまだ毒が残っていることがあります。
素手では触らずに、タオルやゴム手袋を使って慎重に取り除きましょう。
刺さった触手は、海水で流れる場合もありますよ。

慌ててこすったりしないようにしましょう。
身近な人が刺された場合も、役に立つ情報ですね。
海水で洗い流し真水は使いません
触手を取り除いた後は、海水でやさしく患部を洗い流します。
その時、真水を使うと、浸透圧により毒素が体内にまわる危険性があります。
洗い流す際も、素手でこすらないように注意しましょう。
水道の水や、飲料水を急いで持ってくる必要はありません。
私は以前、クラゲに刺されて人が海水で洗い流しているのを見たことがあります。
速やかに医療機関を受診しましょう
応急処置の後は、必ず医療機関を受診するのが安心です。
水クラゲと違って、カツオノエボシは毒性の強い危険生物です。
すぐに症状が出ない場合でも、油断せずにしばらくは様子を見るようにしましょう。
特に吐き気やめまい、呼吸困難などの症状が出た場合は、救急車を呼ぶなど早急に対応してくださいね。
大人になると、小さなけがはつい我慢しがちですが、カツオノエボシは毒をもっているので油断禁物ですよ。
刺されないための予防策はある?

カツオノエボシに刺されないための予防策は、
- 近づかない
- 触らない
- 死んでいても毒性がある
カツオノエボシに刺されたら大変ですが、事前の予防策を知っておくことが大切です。
今後、カツオノエボシに遭遇した時の為に覚えておきましょう。

見た目がきれいでも、毒があることを忘れないでくださいね。
見かけたら近づかない
カツオノエボシを見かけたら、まずは距離を取ることが大切です。
カツオノエボシは海面に浮かんでいることが多く、知らずに近づくと刺される危険があります。
海の中で見つけたら、近づかないで、静かに離れましょう。

網で捕まえるようなことは決してしないでくださいね。
打ち上げられた個体にも触らない
動かなくなっていたり、死んでいても、毒性は失われていません。
海岸に打ち上げられたカツオノエボシも要注意です。
散歩中に見つけても、裸足や手で触ってはいけません。
もちろん、カツオノエボシのちぎれた部分も危険です。

安全のために、絶対に近寄らず離れて観察するだけにしましょう。
子どもやペットも注意
子どもやペットは好奇心が強く、つい近づいてしまうことがあります。
特に小さなお子さんや犬は、自分で危険を判断できないため、目を離さないことが大切です。
大人でさえも強い毒なので、子どもが刺されたらと思うと‥ぞっとします。
そうならないためにも、海辺で遊ぶ際は、カツオノエボシがいる可能性を伝えておくと安心です。
我が家も、万が一に備えて、海に行く際は画像を見せながら説明しています。
さらに、ラッシュガードを着用しすることで、海の中で肌に直接触れるのを防いでくれますよ。
まとめ:カツオノエボシの危険性を知って備える
海で見かけるきれいなカツオノエボシに刺されたらどうなる?
この記事では、その危険性と正しい対処法について解説してきました。
【カツオノエボシに刺されたら】
- 激しい痛みと腫れ
- 吐き気やめまいが起こることも
- 重症化すると命の危険も
水クラゲと違って、カツオノエボシは毒性が強いことで知られています。
すぐに症状が出なくても、油断せずに様子を見るようにしましょう。
気を付けていても刺されてしまうこともあります。
【カツオノエボシに刺されたら】
- 素手で触らない
- 海水で洗い流す
- 病院を受診しましょう
刺された所は触手が残っている場合があるので、素手で触らないようにしましょう。
応急処置をしたら、病院を受診してくださいね。
ただし、呼吸困難などの場合は無理せず、直ちに救急車を呼びましょう。
また、1度刺されたことがある人は、アナフィラキシーショックの可能性もあるので注意が必要ですよ。
このように、きれいな姿のカツオノエボシは毒性を持った危険生物です。
海で遭遇しても、決して触らないようにしましょう。
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