中川翔子さんが、2年前に経験した耳下腺腫瘍の手術について公表しました。
耳下腺腫瘍ってどんな病気？
聞きなれない名前で不安になりますが、意外と珍しくない病気です。
今回は、中川翔子さんの体験をきっかけに、耳下腺腫瘍とはどんな病気なのか、手術や経過についてわかりやすく解説します。
読んでいくうちに、「思ったより身近で安心できる病気なんだ」と感じられる内容になっていますよ。
耳下腺腫瘍ってそもそもどんな病気？
耳下腺腫瘍（じかせんしゅよう）とは、耳の下あたりにできるしこりのこと。
耳下腺腫瘍って聞いたことありますか？
最近、中川翔子さんが2年前に手術を受けていたと公表し、ニュースにもなりました。
この記事では、耳下腺腫瘍とはどんな病気なのか？をわかりやすく解説していきます。
耳の下にできるしこりの病気
耳の下のあたりには、唾液を分泌する耳下腺があります。
この耳下腺に腫瘍ができることがあり「希少がん」とも言われているくらいまれなしこり、腫瘍です。
1年間に新たに耳下腺がんと診断される人は、人口10万人あたり0.6人というデータも。
私も今までに聞いたことがない、珍しい病名でした。
良性の場合が多い
耳下腺腫瘍のほとんどが良性と言われています。
良性の場合、痛みがなくゆっくりと大きくなるのが特徴です。
ただし、良性の場合も手術が必要な場合が多いので痛みがなくても早めに受診をするようにしましょう。
まれに悪性の場合もある
悪性の腫瘍の場合、痛みが伴う場合があります。
さらに悪化すると、顔面神経麻痺を引き起こすなども症状も。
【顔面神経麻痺の症状】
これらの症状は、普段の生活に支障が出てしまいますね。
悪性・良性か自己判断せず、まずは病院で相談しましょう。
中川翔子さんも経験！耳下腺腫瘍の手術はどうするの？
中川翔子さんが明かした、耳下腺腫瘍の手術。
難しい手術だったと中川翔子さんも、振り返っています。
どんな手術だったんだろう？と気になった人も多いのではないでしょうか。
耳下腺腫瘍の手術は、顔の神経に近い部分を扱うため、とても慎重に行われるのが特徴です。
ここでは、耳下腺腫瘍の手術の流れや入院期間、術後の生活についてわかりやすくまとめています。
手術の流れはシンプル
耳下腺腫瘍の手術は、診断に基づいて範囲などが決められます。
腫瘍の大きさや範囲、良性か悪性でも内容が異なりますよ。
良性の腫瘍の場合、手術時間は一般的に2時間前後と言われています。
手術後は顔の神経に注意が必要
顔面神経を気づ付けないように行われるため、慎重に行われる手術です。
中川翔子さんも、神経が絡んでいたので、手術に時間がかかったのではと予想されます。
術後回復するまでは、いろいろな不安が絶えなかったと思います。
入院は1週間前後が目安
耳下腺腫瘍の手術の際の入院は、約1週間が目安になります。
手術後の経過が順調であれば、予定通りに退院することができますよ。
手術の範囲や腫瘍の大きさ、体調によって日数が変わる場合もあります。
耳下腺腫瘍は痛い？症状や気になるサインは？
耳下腺腫瘍の症状は、痛みがなく腫れで気づく人が多いです。
耳下腺腫瘍はあまり聞き慣れない病気ですが、実は誰でも気づかないうちに進行していることがあります。
ここでは、耳下腺腫瘍の初期症状や気をつけたいチェックポイントを紹介します。
しこりや腫れで気づく人が多い
耳下腺腫瘍は、痛みがないのがほとんどの人の症状です。
そのため、何となく腫れている？しこりかな？などの違和感で気づく人が多いです。
鏡を見たときや洗顔のときに偶然見つけるケースも少なくありません。
放置すると大きくなることもある
また、顔面神経麻痺や痛みが出る場合もあるので、注意が必要です。
耳下腺腫瘍は、良性悪性に関わらず放置すると大きくなる場合があります。
しこりを見つけたまま放置すると不安な気持ちも消えません。
違和感を感じたら、放置せずに早めに病院を受信することをおすすめします。
耳下腺腫瘍になる原因やリスクは？
耳下腺腫瘍になる原因は、わかっていませんが放射線被ばくや生活習慣が考えられます。
耳下腺腫瘍はなぜできるのでしょうか？
はっきりとした原因はまだ分かっていませんが、生活習慣や年齢など、いくつかのリスク要因が関係していると考えられています。
喫煙者に多く発生したという報告があるので、関与があると言われています。
これをしたから耳下腺腫瘍になるとはっきりわかるわけではありませんが、健康を意識することが大切と言えますね。
病気をしない健康な体でいるために、日ごろから生活習慣に気を付けていきましょう。
手術以外の治療法や予防法はある？
耳下腺腫瘍の治療は手術が一般的で、生活習慣に気を付けたり早期発見が大切です。
耳下腺腫瘍の治療といえば手術が一般的ですが、実際にはそれ以外の選択肢はあるのでしょうか？
また、できることなら腫瘍を予防したいですよね。
ここでは、手術以外に考えられる治療法や、日常生活で気をつけたい予防のポイントについて紹介します。
手術が一般的
耳下腺腫瘍の治療は、良性・悪性に関わらず手術をするのが一般的です。
良性の腫瘍の場合でも、大きくなる可能性があるので手術で切除することが推奨されていますよ。
中川翔子さんも、怖かったけど手術して今があると話しています。
生活習慣が大切
先ほど説明したように、耳下腺腫瘍の原因ははっきりとわかっていません。
ですが、他の病気と同様に生活習慣が関わると言われています。
気を付けたい生活習慣ポイントはこちらです。
当たり前のことに感じますが、やはり健康でいるためには生活習慣が大切です。
アラフォー世代の私も、健康でいるための努力はしたいと以前よりも考えるようになりました。
早期発見が大切
早期発見で、耳下腺腫瘍かを見分けるポイントはこちらです。
これらの違和感を感じたら、早めに病院を受診するようにしましょう。
女性は鏡を見ることが多いので、定期的にチェックしてみてくださいね。
私も、顔や首回りはスキンケア時にチェックするようにしています。
気になったら何科を受診する？
耳下腺腫瘍かなと感じたら、まずは耳鼻咽喉科または頭頸部外科を受診しましょう。
あまり聞いたことがない病名や症状だと、どの病院を受診したらよいか迷ってしまいますよね。
耳下腺腫瘍は耳の下が腫れるので、耳鼻咽喉科または頭頸部外科で受診できます。
頭頸部外科よりも耳鼻咽喉科の方が身近かも知れませんね。
耳下腺腫瘍かどうかを、まずは診察で診てもらいましょう。
まとめ：耳下腺腫瘍は珍しいけど知っておくと安心
中川翔子さんが、耳下腺腫瘍の手術を受けていたことを公表しました。
耳下腺腫瘍（じかせんしゅよう）とは、耳の下あたりにできるしこりのこと。
唾液を分泌する耳下腺の下にできる腫瘍で、希少がんと言われています。
痛みはほとんどなく、鏡を見たり顔を触ったときに気づくことが多いのが特徴です。
耳下腺腫瘍は決して身近な病気ではありませんが、知識があるだけで早期発見や適切な対応につながります。
耳下腺腫瘍の治療法は、良性・悪性共に手術が一般的と言われています。
手術を経験した中川翔子さんのような経験者の言葉は、安心させてくれますね。
どんな病気も早期発見が大切と言われているので、違和感を感じたら早めに病院を受診しましょう。
日常の健康管理や早めのチェックが、腫瘍から身を守る第一歩です。
