災害で停電やガスの供給が止まったとき、温かい食事を用意するために役立つのがカセットコンロです。
ただし、コンロがあってもカセットボンベが足りなければ使えません。
では、カセットボンベは何本必要なのでしょうか。
農林水産省では、1人あたり1週間に約6本を備蓄の目安として紹介しています。
この記事では、災害時に必要なカセットボンベの本数や使用時間、使用期限、保管時の注意点を紹介します。
いざというときに困らないよう、家庭に合った備蓄を考えてみましょう。
\災害時に備えてカセットコンロとボンベを確認!/
災害時にカセットボンベは何本必要?

災害時にカセットボンベは何本必要なのかというと、農林水産省が紹介している目安は1人あたり1週間に約6本です。
カセットボンベは何本必要か迷ったら、まずはこの数字を基準に家族の人数分を計算してみましょう。
1人あたり1週間に約6本が目安
農林水産省が示す備蓄目安を家族の人数別にまとめると、次のようになります。
| 家族の人数 | 1週間分の目安 |
|---|---|
| 1人 | 約6本 |
| 2人 | 約12本 |
| 3人 | 約18本 |
| 4人 | 約24本 |
| 5人 | 約30本 |
※農林水産省が示す「1人あたり1週間に約6本」を人数分に換算した本数です。
この本数は、災害時の備蓄を考えるための目安です。実際に必要な量は、食事の内容や調理回数、使用するカセットコンロの種類などによって変わります。
たとえば、毎食カセットコンロで調理する家庭と、温めずに食べられる非常食も組み合わせる家庭では、ボンベの消費量に違いが出ます。
なぜカセットボンベを備蓄する必要があるの?
災害が起きると、電気や都市ガスが使えない時に、カセットコンロがあれば、お湯を沸かしたり、レトルト食品を温めたりできます。
農林水産省も、災害時に温める・沸かす・調理するといった用途のために、カセットコンロとカセットボンベを備えることを紹介しています。
特に、お湯を用意できると、カップ麺やフリーズドライ食品、スープなど食べられる食品の選択肢が広がります。
ただし、カセットコンロだけを用意しても、燃料がなければ使えないので、コンロ本体とボンベをセットで備えておくことが大切です。
カセットボンベ1本で何時間使える?

カセットボンベ1本で使える時間は、コンロの機種や火力によって異なります。
一般的なカセットコンロでも、強火で連続使用した場合と、弱火を交えて使う場合ではガスの消費量が変わります。
1本あれば何時間使えると一律には決められないので、購入する際にコンロの仕様を確認しておきましょう。
メーカー公表の連続燃焼時間を確認しよう
たとえば、岩谷産業のカセットフー「スリム」は、カセットボンベ1本で強火連続燃焼した場合の目安時間を約70分と公表しています。
一方、同社の「カセットフー スマート」は約78分です。
※これは強火で連続燃焼した場合の目安です。実際の調理時間や使用回数を示すものではありません。
このように、同じメーカーのカセットコンロでも機種によって連続燃焼時間は異なります。
確認するときは、商品の仕様欄にある次の項目を見ておきましょう。
- ガス消費量
- 連続燃焼時間
- 使用できるカセットボンベ
- 使用上の注意
なお、メーカー公表の連続燃焼時間は、一定の条件で強火連続燃焼した場合の実測値です。
実際の使用時間は、火力や気温、使用環境などによって変わります。
調理内容によってボンベの消費量は変わる
カセットボンベの消費量は、どのような調理をするかによっても変わります。
| 調理内容 | 使用する場面 |
|---|---|
| お湯を沸かす | 飲み物、スープ、カップ麺 |
| レトルト食品を温める | パウチ食品の湯せん |
| 簡単な調理 | 炒め物、煮込み料理 |
| 食事の温め直し | 冷めた料理を温める |
お湯を沸かすだけの日もあれば、複数の料理を作る日もありますよね。
備蓄本数を考えるときは、農林水産省の目安を基本にしながら、普段の食事や災害時に作りたい料理も想定しておくとよいでしょう。
家族の人数別にカセットボンベの備蓄量を考える

カセットボンベの備蓄量は、1人あたり1週間に約6本という目安をもとに、人数分を準備しましょう。
カセットボンベの備蓄量は、家族の人数を基準に考えると整理しやすくなります。
1人暮らしなら約6本が目安
1人暮らしの場合、1週間分の目安は約6本です。
災害時には、ひとりで食事の準備や片付けをすることになります。
カセットコンロでお湯を沸かす機会も考えられるため、ボンベだけでなく、調理しなくても食べられる食品も用意しておきましょう。
2〜3人家族なら約12〜18本が目安
2人家族なら約12本、3人家族なら約18本が1週間分の目安です。
家族の人数が増えると、食事の準備に必要な湯量や調理回数も増える可能性があります。
レトルト食品やカップ麺など、カセットコンロを使う食品をどのくらい備えるかも考えておきたいところです。
4人家族なら約24本が目安
4人家族の場合、1週間分の目安は約24本です。
一度に24本をそろえるのが難しい場合は、普段から少しずつ買い足していく方法もあります。
カセットボンベは日常の鍋料理などにも使えるため、古いものから使って新しいものを補充するローリングストックがおすすめです。
ただし、ボンベは保管場所を確保し、安全に管理することも大切です。
必要な本数だけでなく、置き場所も合わせて考えましょう。
\家族の人数に合わせて備蓄用ボンベをチェック!/
カセットボンベの保管方法と使用時の注意点

カセットボンベは、備蓄する本数だけでなく、保管方法や使用時の安全にも気をつける必要があります。
カセットボンベは製造後約7年以内を目安に使い切るよう、日本ガス石油機器工業会が案内しています。
缶の底面にある製造年月日を確認し、古いものから使って新しいものを補充するローリングストックで管理しましょう。
\保管上の注意点/
- 直射日光や高温になる場所を避ける
- 暖房器具や火気の近くに置かない
- コンロからボンベを取り外して保管する
- 缶に変形やさびがないか定期的に確認する
\使用上の注意点/
- コンロに適合する指定のボンベを使う
- 大きすぎる鍋や鉄板を使用しない
- カセットコンロを2台並べて使わない
- テントや車内では使用しない
- 周囲に燃えやすいものを置かず、十分に換気する
いざというときに安全に使えるよう、普段から取扱説明書も確認しておくと安心です。
停電時の調理や食品の備えも確認しておこう!


カセットボンベを備蓄するだけでなく、停電時にどのように食事を用意するか、冷蔵庫の食品をどう守るかも考えておくと安心です。
停電時に使える調理器具や、カセットコンロがない場合の代用品については、こちらの記事で紹介しています。

また、停電が長引くと冷蔵庫や冷凍庫の食品管理にも注意が必要です。
食品を守る方法や、停電中に気をつけたいことはこちらの記事を参考にしてください。

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まとめ|カセットボンベは家族の人数に合わせて備蓄しよう
カセットボンベは、災害時に電気やガスが使えなくなったとき、温かい食事を用意するために役立つ備蓄品です。
何本必要か迷ったら、農林水産省が示す1人あたり1週間に約6本という目安を基準に考えましょう。
たとえば、4人家族なら約24本が1週間分の目安です。
ただし、実際の消費量は調理回数や使うコンロ、食事の内容によって変わります。
温めずに食べられる非常食も組み合わせながら、家庭に合った備蓄量を考えることが大切です。
カセットボンベは、まとめて購入して終わりではありません。
製造後約7年以内を目安に使い切り、古いものから日常生活で使って新しいものを補充するローリングストックで管理しましょう。
保管場所は高温や直射日光を避け、缶の変形やさびがないかも定期的に確認してください。
カセットボンベは何本必要なのかを知っておくことは、災害時の食事の備えにつながりますよ。
まずは家にある本数と製造年月日を確認し、不足している分を少しずつ準備していきましょう。
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